デート商法にひっかかった話

不動産を購入することになった話を書いていきます。

2度目の電話

数日後。

 

佐藤からショートメールが届いた。今日の夜電話してもいいかとのこと。

 

前に言っていたインテリアか何かの話しか?と思い、とくに予定がなかったので承諾した。

 

旨い焼酎…まだ見つけてなかったな。(忘れていただけ)

 

予定の時間になって、佐藤から着信。

 

「はい。もしもし。」

佐藤「もしもし、佐藤です。今平気ですか?」

 

なにやら少しテンションが高そうな感じであった。

 

佐藤リュウさん、最近どうですか?お仕事とか、順調な感じなんですか?」

「うーん。まぁとくにかわりなくってかんじですかねぇ。」

 

佐藤「そういえば、リュウさんってエンジニアさんですよね?もともと今の仕事に興味があったんですか?」

「興味があったわけではないかな。就活してるときに教授からおすすめされて、採用面接受けてみたら受かったっていう流れかな。」

佐藤「そうだったんですね。私も今の仕事は、たまたまの巡り合わせで入社したので、同じような感じですね。笑」

 

それから、佐藤がどうやって今の会社に入社して、仕事を通じてどう成長していきたいかなどを話していた。

 

仕事を通じて人として大きくなる(成長する)ことで、自分が誰かの役にたち、いつか結婚して子供を育てる立場になったとき、これまで学んできたことを子供に伝えたい、と先の未来までしっかり考えているようだった。

 

新入社員、20代前半で、そこまで考えているのかと、私は心底関心した。

 

はたして、私自身が20代の時、そのようなことを1ミリでも考えたことがあっただろうか。

 

私のなかで、佐藤の第一印象は良かったが、さらに印象がよくなっていた。

応援したい気持ちになっていった。